GSの思い出

GSの思い出(3)

その当時の西武自動車京都営業所の工場長は山崎さんという方でした。当然、古くからの平和モータース時代のベテランメカで、丸刈り頭のがっちりした体格をされていて、丁度、「ボルト アンド ナッツ」という漫画に出てくる池上さんみたいな方でした。愛車は、ニッサン・サニー。山崎さん曰く、「車に無駄なお金は、一切掛けたくない。シトロエンに乗るなら、今の立場でなく、お客として、買ってみたい。」とおしゃっておられたのを覚えています。
 あの時代のメカニックは、本当に、大変だったと思います。セールスが、売れば売るほど、販売台数に比例して修理車が、波のように押寄せてきます。連日、夜遅くまで、数人のベテランメカは、車の下で、ドロドロになっておられました。又、技術的な理解説明が出来ないセールス(私ではありません。念の為)が、メカニックを困らせていたのも事実です。安易に販売台数を追った結果、日本国内のシトロエンの人気度をその後、落としてしまったのではないかなと思います。セールス、メカニック共にシトロエンに対する良い思い出がないのもなんとなく理解できそうな気がします。私のGSを直していただいた山崎さんは、西武自動車京都営業所閉鎖時、自主退職?され、その後間もなく、お疲れも出たのか、脳卒中で、突然お亡くなりになられました。(晩年に結婚された為まだ、新婚さんでした)私の失敗をガバーしていただいたり、私のGSのLHMオイル漏れを長さ50cmのマイナスドライバーでたった3分で修理していただいたり(どうされたか、今だナゾ?)、本当によい方でした。天国にいらしても、「シトロエン」を良い思い出として覚えていらっしゃるでしょうか。
 主題である私のGS修理のほうですが、支店長の鶴の一声で修理開始!なんと専任メカは、工場長の山崎さん、副工場長の藤本さんの2人。野球で言うと王と長島が力をあわせる様なもの。(ちょっと古いですか?)その作業の早いこと、早いこと。その、えげつない手の早さに、もうおどろき・・・・・

つづく

GSの思い出INDEXへ戻る

Copyright © 2006 Auto Needs. All Rights Reserved.