GSの思い出

GSの思い出(7)

短期間で職人2人によりまるでワープしたかの様にバラされ、組み上がった私のGS。ディラーナンバーを会社からお借りして、陸事に向かいます。薄暗い西武京都(営)の工場から通路を通り大通りに出たときの感動は今も忘れません。一度死にかけたGS、再び公道へ…。その時の外の社会のまぶしかったこと…。

各ギヤーで気持ちよく車速がのびていきます。加速時、ドアミラーを通して後ろを見ると、リアが沈み込み、景色が変わるのがとても印象的でした。これは、新車のBXよりいいかも!?思わず笑いがこみ上げてきます。ショーウィンドウに映った私のブルーのGS・・。この世で一番かっこいいのではないかと思いました。京都タワーが、エッフェル塔に、河原町通りが、シャンゼリゼ通りに、西大路JR高架下が凱旋門に見えた日でした。無事登録が終わり、今日からこのGSが、私の営業車になりました。

意気揚々とユーザーさん廻りです。昔からシトロエンに乗られているユーザーさんには、「ほうー!綺麗だなあー。懐かしいなあー。」と言っていただけますが、あまり知らないユーザーの奥さんからは、「何?戦前の車?」とか言われ、少々へこんだりした事もありました。

少ししてから、私のGS、右バンパーの傷がとても気になり、交換したく思い、その当時のパーツ担当の山本さんに部品の有無を聞いたところ、「自分、GSのってたんかー。先月の棚卸でGSの部品山盛り捨てたわー。」との事。前身の平和モータースからの在庫で、GSユーザーさんに部品の納期で迷惑をかけない様、社長の増田さんの指示で相当な量が有ったと聞きました。捨てた理由は、在庫していると課税対象になるとの事。なんと、勿体無い。現在でもGSの部品で悩むとその事を思い出し、顔をしかめる様になります。最後にそうそう、そういえばその時、私の1年後輩にあたる西武自動車大阪支店の小林君もGSを手に入れていました。オートデルソーレさんの下取り車で白の本皮仕様のGSパラスでした。変な人は、各支店一人はいるものです。元気にしているのかな?

つづく

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