新たにシトロエンへのお乗り換えいただき、お持ちのSZを放出されるということでご紹介させていただきます。
1989年にアルファロメオ75をベースとしてザガートとタッグを組み開発されたSZ。最終的にはザガートのデザインは採用されることはなくプロトタイプのES30をベースにフィアットデザインセンターがデザインを主導し販売されることとなりました。
とても斬新なデザインはアクの強い顔の印象から”怪物”と称されました。
この個性的な6連のヘッドライトのフロントマスクはどこか見覚えのあるデザインではないでしょうか。
そう、SMも手がけたシトロエンの名デザイナーであるロベールオプロン氏によるものとされています。
ベルトーニから受け継がれた個性的なデザインセンスはこんなところでも活かされていると知るとシトロエンフリークとしてはグッと近い存在に感じてしまいますね!
エンジンは75にも搭載されていた2,959cc V612バルブエンジンであり、最高出力は75の188hpに対して210PS(207hp)/6,200rpm、最大トルク25.0kgf·m/4,500rpmというスペックは当時のアルファロメオでは最もパワフルなスペックを誇っていました。
駆動方式はトランスミッションをリアに配置するトランスアクスル方式のFRレイアウトとなっており、このモデルを最後にアルファのFR車両はしばらく姿を消すこととなります。
ボディカラーはロッソアルファ
内装はベージュのレザー貼りになります。
走行距離も少ないこともありシート含め内装のコンディションは非常に良い状態を保っています。
シフトは5MTです。久しぶりに乗った感触としてはこんなに軽くまわるエンジンだったか?!と思いました。
このメーターが並んだダッシュパネルも男心をくすぐるポイントじゃないでしょうか!
昔はとにかくいっぱい計器がついているダッシュに憧れましたよね。
所々にケブラーが使われているのもスペシャルモデルの証。
合計何台製作されたかは把握しておりませんが、シリアルもあります。
外装は特に綺麗の一言!
機関もオーナー様が専門店にてかなり費用をかけて足廻りから手を入れたとのことなのでしばらくはメンテは大丈夫ではないでしょうか。
エンブレム類も色褪せることなくご覧の状態です。
モデル:Alfa Romeo SZ
年式:1991年
ミッション:5MT
走行距離:31,000km
価格:ご成約ありがとうございました