オランダの人のDNA

Ｓさんに駅まで送って貰うのに もう昼御飯時間ですので ハーバーのレストランで お別れしました。何時もの堅い握手で お別れです、多くの人の最後の握手は 涙が出そうになります。

ゆっくりと時間が過ぎる 場所です。マーティンが 今日までを振り返り 色々お話をしました。オランダの人は 平均的に やさしくて 良い人、つまり思いやりが 有る人が 多いのだけど、その中でも 私の関係のシトロエンに携わる人は もっと レベルが 高いとの 驚きの感想でした。こんなに 思いやりがある人 イコール シトロエン フリーク なのかと シミジミ 身体に染み込みます。
ビジネスだけでは 図れない 事柄が 波のように 起きてますし、どんどん オランダに引き寄せられます。

歴史を 紐解けば 創始者の アンドレ シトロエンは オランダの果実商を営んでいた家系の 出身です、ユダヤ系オランダ人だと聴きました、シトロエンは フランス製で ある事は間違いないです、事業も フランスで成功しました、でも でもですよ、 やはり その「魂」は 本当は華やかなフランスよりも 静かな オランダに 多く眠っている様に 思えてなりません。 その DNAを 引き継いだ 息子達がこの地 オランダで 魂の入ったオールドシトロエンを 再生、復活する それは彼らの 人生を賭けた使命なのかもしれません。僕をここに迎え入れてくれたのは アンドレ シトロエンの 息子達のDNAだったら 嬉しいなと思います。
僕だってわざわざ 英語も話せない ハンディを克服してまでも このオランダに魅かれるのは 何かのシトロエンのDNAの引き寄せが 有ると 信じていますし、しっかりとした根を持って やりたい事を 勧めて生きたいです。また 皆さんと一心同体で 色んな面で シトロエンの好きな皆様にお力を 頼りない私に 貸して頂けたら とても嬉しいです。
アウトニーズ 代表 二井 浩之