最近 カーグラフィックの加藤社長が カーデザインについて、オートモービルカウンシルのFBで有名なデザイナーさんと対談記事を 読ませて頂きました。マツダデザインは楽しみです、多くの人に合わせることでは無く、価値観を持ちながら又楽しみながら作り上げるさま、好感がもてます。
私の兄(故人)も カーデザインに従事してました、私も兄も大好きだったデザイナーは ルイジ.コラーニでした。数多くの作品を残しましたが、残念ながら 発想が過激で 自動車は有りません。テーマは自然の中に見い出すデザインです、潜水艦は 鯨が大きく口を開けた オキアミを食べる躍動感のある物でした。自然の曲線は 心地よい感触があり 人間が無意識のうちに 包まれる 物があります。また優しさが癒やしてくれます。
現代の車に その様な事を望むのは 無理なのでしょうか？サイドラインが 自然の造形から 掛け離れた物もあり、威嚇、傲慢、不快感などを感じますね、実はこれ、、売れちゃうから、デザイナーはこれで良いんだと 思う訳で、最終 お客様が作り上げたこの時代の汚物かもしれません。
山や海に行き、木々や 水面を観て 心を定めて スケッチしてたら こんなデザインはまずありえません。今や各メーカーは 昔の偉人たるデザイナーの作品を モチーフに 新型を出しています。もう神が降り立って 出来た様な 無駄の無い 研ぎ澄まされたデザインは 出ない様に思います。
30年前、カーデザイナー？の兄とカーデザインに憧れていた私は 知人の紹介で ホンダの有名なデザイナーさんと お話しさせて頂く機会を得ました。ドキドキして そのデザイナーさんに「今まで 感銘を受けた デザインは？」とお聴きしました。う〜んと 考えられた末、「私がデザインしたワンダーシビックです」と仰いました。ある意味期待外れの ご返答でした。ホンダ愛からの言葉だったかもしれません。
でもデザインは広い視野で 刺激を受けて成長する物ではないかなぁ〜と私は思います。最終そのデザインが 30年経った今の現存率もひとつの尺度かもしれません。捨てるには惜しい！レストアしてでも 又乗りたい！ここまでオーナーさんに言わせたら 素晴らしいと 言いましょう。また認めるべきですね。是非 目を養いましょう！
