御紹介しますのが 私がオランダへ行きまして 品定めをした DS 21 INJです。
DSシリーズで INJになりましたのが1969年 9月からとなります、この上に DS
23INJが 有りますが 排気量UPはストロークを 長く伸ばして2175ccから2347
ccに している訳です。絶対的には 23が パワーがありますが、 21 はボア&
ストロークの 長さがほぼ同じであり、 理想的なスクゥエアーとなります。振動が
少なく 吹けの良い 公式かもしれません。
外観を 見て行きましょう! このDS21INJ(1970y)は OLDタイプの ドアのア
ウターハンドルが 取っ手型に なっていて ステアリングが 縄巻きになります。
その後 アウターハンドルは四角い 引き手型になり ステアリングはウレタンに
なります、 この変更がなされたのは 1971y 9月以後ですから、ほんの2年弱
の間に生産された モデルとなります。
ですから 見慣れた私たちは ドアのアウターハンドルの形状を見たら インジェクシ
ョン(INJ)では 無く キャブ車?・・と 思っちゃいますね。
現在の ボディの状態は オリジナルのそのまんまでして オールペイント前提と
なり 費用は価格内になります、好感持てるのは 錆び穴がない事です、まあ有
ったとしても充分なリペアー体制はとれてますので 大丈夫ですけど・・・。
トランクの底です、しっかりしてます
ドアの下です
木村メカが簡単な整備をしてくれて 路上走行を 致します。INJですので エンジン
始動後には 直ぐに安定したアイドリングを してくれてます、でもDS INJは もっと
静かなはず・・・やはり エキゾーストマニホールドから 排気漏れしてました。
この DSはセミオートマでして 車速に合わせて シフトUP、ダウンをアクセルコント
ロールしながら 変速していく訳です。 スムーズな シフトUPダウンはの 調整は
クラッチエンゲージ、遠心ガバナ、クラッチフォークの3点を 見て行きます、このDS
は オランダで日常乗られてたものなので BESTでは有りませんが とても良い
調整がなされてます。 時折 いくら調整しても 駄目な場合は 先ほど揚げました
3点ないし クラッチシリンダー、クラッチプレートの磨耗が進んでいる可能性が
あります。
走行して まず感じたのは ストレスなく 吹き上がる エンジンでした、少し排気漏れ
はしてますが 全然気にならなくて とても楽しい シフトUP・・・ダウン・・停止を
繰り返してました。シフトの反応も 合格です、レバーを 忙しくチェンジすると ミッシ
ョンの反応が 追いついていかない物も 有りますが・・これは 良いです。
乗り心地は 65点かな? でも柔らかいですし 良い感じなんですけど スフィアー
の見直しだけで 大丈夫な 感じです。仕上げたDSは 数メートル動かしただけで
感動が あります、いくら鈍感なかたでも おっと~と言う印象ですね。
内装の皮シートは 綺麗では無いですが とても質感良く、皮の油・・・乗馬のクラを
なめすオイルで 吹き上げたら 傷や やれが 目立たなくなりました。
今日はあまりリラックスできずに ガオ~と 走り エンジンの吹けに 酔ってしまい
ましたが、 とても楽しい テスト走行と なりました、まだ見ぬオーナーさんと 色々
打ち合わせして お好みのDSに仕上げて行きたいと 思います。
レストア完成 お渡し予定は 来年 3月以降となります、すいません。