XMはこの世にお目見えしてから約19年程になりますが、程度、年式からしますと
価格の幅が とても大きく、XMもしくはXmの魅力にとらわれた方は どれを選べば
いいのか とても悩まれると思います(ものすごく少ないとは思いますが・・・)
一番の選択課題は 壊れない物を選ぼう・・・と思われることは 当然ですね。
と・・すれば 安い物より 値の張ったものであれば・・最終型であれば・・・
走行距離が少ない物であれば・・という事が 選択基準になります。
こういうお考えの流れは 一部正解ですが、Xmのウィークポイントに手を掛けて
なければ、乱暴な言い方ですが 初期も最終型もなんら 変わりが無い状態にも
なりかねません、いかに 以前のトラブルを知っていての 手の打ちようがポイント
になります。当社がベストとは言い切れませんが・・・
ストラットマウントとか、ステアリングシリンダー(RHD)、ステアリングラック(LHD中期まで)
とかが大きなポイントになりますし、後に交換を考えれば 少し大きな出費にもなります
エンジンマウントも後期型だったら大丈夫ということもありません。
これは、初期、中期(SOHC)、後期(DOHC)でも 同じ構造です。
ATミッションのトラブル比較としては 24Vのサンプルが 12V SOHCに比べてとても
少ないので 正確には述べられませんが、SOHCのZFは とても優秀で ATF管理
を しておれば まず大丈夫です。過去に2台のみ (総数からするととても少ないですが)
不動になりましたが、どちらも 車が悪くなく、当方の気の使いように問題がありました。
1台は 冷えた状態でATF交換した、2台目はATFのクーラーホースが切れ、オイルの
無い状態で レッドゾーンまで空廻しされた・・・という物です。8年程前の話です。
今は納車前の 色々な・・・・ことをしますので ATが逝くという話は 意識しなくて済みました。(試走及び なめしは真剣ですが・・)
又、足回りのセッティングですが、私どもは お客様にコンフォートをあまりお勧めしません
柔らかさの基本が出せずに 逃げているようにも思いますし ハイドラクティブの整備の
技術向上に 歯止めを掛けているようにも思います。ただ やはり ノーマルスフィアーで
本来の性能を出したものは 素晴らしいと思います。
なんだか国内のXMが こうして欲しい、ああして欲しいと云う 声が聞こえてこなかったのかもしれませんね・・是非 お安いから こうだ・・と云う 概念を少し横に置いて頂きたいな・・と思います。