クラシックカーのレストアは表向きからでは状態が判断ができない部分が多いです。ベース車両を購入する場合は最大限の状態確認をして、見えない部分はヒヤリングで状態を推察していきます。
今回、レストアのご依頼頂いたDSはトータル的なレストアを行うためにオランダでのレストアを決行しましたが、作業を進めていくと想像以上に錆が進行しており、表向きの綺麗さからは全く想像がつきませんでした。。。ご予算の関係もありますが、安全上確実に行わなければならない箇所だけ拾ってもシャシーはほぼ作り替えとなりました。
雨が溜まって腐りやすいウィークポイントも鉄板の順番を変えたりして対策をしております。
ここまでやったときにしかできない改善ですが、ここまでやるメリットでもありますね!
昨今はレストモッドが取り沙汰されておりますが、レストモッドでも原点はここにあります。こういった基礎的な仕事の精度が低いと現代的にアップデートしても見かけだけの車になってしまいます。見えない部分に手を抜かないことが完成後の佇まいの良さを醸すのではないでしょうか。
さぁこれはどうしたものか。。。。。。サビとの戦い。。。