委託販売車両の 1971年式 D Special のご紹介です。
DSのベースモデルであるIDの後期型モデルとなる D Special となります。
今回ご紹介のD Specialは、ハイエンドラインのDSよりも生産台数が多くタクシーなどの商用利用にも使われてきました。1970年代当時は日本で言うクラウンの様な位置付けの車種でショーファーを目的としたタクシー利用や日常のアシとして幅広い層に支持をされていました。
このDSpecialはブラック(ノアール)のボディーカラーにシルバールーフのコンビネーションは非常に上品な佇まいであり、サイドモールの無い仕様はより美しいボディラインを強調します。ベースモデルとはいえとても高級感のある一台に仕上がっています!
DSではChromeパーツを多用していますが、DSpecial は各所がブラックアウトされており、テールレンズもメッキではなく黒でシックにまとめられています。
サイドのB、CピラーのパネルもDSのヘアライン加工のステンレスでは無くアルミ製のパネルとなります。
シトロエン独自の技術であるハイドロニューマチックは、DSで採用されているものを簡素化された仕様となっており、パワステ機構やトランスミッションもハイドロシフトのセミオートまでは無く4速MTとなります。DSよりもシンプルな構造ゆえにコンディションの維持もしやすい一台となります。
ボディーに関しましても、錆びやすいと言われていますドア下、フェンダー下は以前にオーナー様が板金をして下さっており対策済みとなります。大事に乗られてきた想いが伝わってきます。
また、何と言ってもこちらの D Special、1970年代には無かったクーラーを後付けで装備してあります! こちらの後付けのクーラーオプションは取り付けに大きな費用がかかることから高価になってしまいますので、とてもラッキーです!
ここ数年、夏場以外でも気温がかなり高くなってきておりますので、クーラーレスの車両よりは比較的快適にドライブを楽しめると思います。
ただ、こんな春の陽気では窓を開けて春の香りを感じながらハイドロのドライブを楽しむなんて最高だと思います。
花粉や黄砂にアレルギーの方はクーラーをご活用いただければと思います!