出張3日目は工場でのレストアの打合せを行っております。
レストアで重要なポイントは仕上げる事が出来るのかどうかです。どんなに頑張っても一定以上しか仕上がらない車種もあります。
何が違うのかと言うと、コレクターの多さに起因しています。
DSはヨーロッパではコレクターアイテムとして成り立っており、とても多くのオーナーが存在します。
その為に、工場で部品をロット生産しても採算が合ってきます。こんなパーツもあるの!と驚く程に部品があります。しかし、その分に質の悪い部品も多く存在するので、これを見極めるには情報とトライアンドエラーしかありません。
ヨーロッパで車両作製をする理由はこういった環境に起因するところが多いですね。
オランダで製作する車両を少しご紹介致します。
〜Before〜
〜After〜
少し仕様は違いますが、ハイドロのホースー類はこんな形でレストアを行います。
シャシーでは
〜Before〜
DSのオリジナルシャシーの状態は、ほぼ確実にこの様になっています。
〜After〜
DSのシャシーのレストアはここまで出来るかがポイントになってきます。ちゃんと仕事をしておりますのでご安心くださ
このシャシーリビルトは実験的に98%を新品の鋼板で作製しております。これを製品化出来れば非常に素晴らしいシャシーが完成いたします。
現在、オーダー頂きました車両のシャシーをリビルトしております。
時間はかかりますが、価値のある仕事だと思っております。
頭を悩ませていたイェーガー製のメーターもデッドストック品を入手致しました。物凄く高価です。しかし、これをレトロモービルなどで探すとボロボロでも同じ値段で売っています。ある所には有るんですね。
これからはこのメーターを購入するルートが拓けたので、安心です。