本格的にオーバーホールが始まりました。もとのカムシャフトですが
先端(プーリー側)のスプラインは 溝が潰れてました。この部分が
悪いと エンジンは動いているが ベルトを作動さすプーリーが回転
しないと言う 状況になります。又ツバの部分にベアリングが刺さりま
すが、ベアリング自体が焼きつき、用を足さなかったようです。
この時点でカムシャフトは再使用不可ですが 念のためカム山を 観察
しますと カム山が 低くなってました。同時にこの部分に当たります
リフターも 削れております。これだけの大掛かりのレストアですけど・・
ANでは特別ではなく 先のCXアイスブルーMも同様のレストアをして
おります。
丁度良い、サンプルですので いつも行う作業を追跡、ご報告します。
↓奥のカム山の 高さを比べて頂くと その差がわかります。
↓ 右が 正常なもので 左は 磨耗したカムが 削ったリフターです。
当然 リフター8個は全交換に なります,タベット音が調整でも
治まらない場合 この状態になっているでしょう。
↓ラジエター、ATクーラー、キャパシティタンクが リビルトから帰りました
↓これからピストンを抜きまして、リングを交換します
↓ヘッド部部品、プッシュロッド、ロッカーアームの曲がり点検します