シャシーとエンジンの修繕が完了し、エンジンを搭載しました。可能な限り上質な新品部品を使い、組み上げたエンジンとミッションは外観もクリーニングしておりますが、もちろん中身にも自信があります。DSのパーツは見極めがとても重要となってきます。ネットで簡単に購入できるパーツには粗悪品が大量に出回っております。それを知らずに組み付けると、完調には程遠い個体となっていってしまう場合があります。そして、やはりヨーロッパ製品ですので、品質にもバラツキがあり、その点においては、数と経験値がものを言う所かと思います。
そして、ここまでのレストアを施す場合、やはり細かな部分にもこだわりを持ちたいものです。
リアのブレーキのハイドロチューブなどは将来的な事を考え、錆びにくいステンレス製をチョイスしております。細かなところですが、こう言った部分が積もり積もっていって良い車に仕上がると思っております。“神は細部に宿る”ではないですが、気の利いたレストアを心がけたいです。