発売から16年が経過したC6ですが、この車両のおなじみの整備箇所といえばロアアームであったり、イグニッションコイル、フューズボックス、ヘッドライト、パワステホース、カムセンサーなどが挙げられますが、ここにきて新たにカムシャフトの進角不良によるトラブルが続いています。
このエンジンには可変バルブタイミングが搭載されております。これは低速時と高速時にバルブタイミングを最適化させる機構ですが、カムシャフトのリフト量を可変させて最適化を図るのですが、そのリフト角を見ている部分にトラブルが発生し出しております。最初これを発見するのにはなかなか難航しました。企業秘密にしても仕方ないので、お困りの際はお問い合わせください。チェックランプがつかない場合もありますので、知らずにエンジンパワーが落ちているなんてこともあります。
ついでに、タペットカバーからのオイルリークも増えてきていますが、樹脂製のカバーは微量に変形していたりするので、再使用するよりも絶対に交換をお勧めします。ちなみに二段になっているので、両方とも手を入れないとダメですよ!
カムシャフトのポジションも最適位置に再調整して組み直すので、エンジンフィーリングは格段に良くなります。
これらの整備も高額な整備の一つですが、C6を気持ちよく走らせてあげるための必要なことですので、あれ?エンジンフィーリングが悪くなったな。走りが重たく感じたときは一度ご相談ください。他の整備と合わせて行うことで費用も軽減できますので、人生設計ならぬ整備プランの設計が大切になってきます!