本記事は、アウトニーズ創業者の二井が初めての GS を所有した際の回顧録です。
西武自動車は、当時としては、BXが主力で、京都営業所だけで、販売台数は月/20台~30台くらいだったと思います。
(そのうち3分の1はオートデルソーレさんが売っておられました。内緒の話)
ですから、新車メカニック整備が、最優先で、一般修理のGSとかCXなんかは(失礼)後回しになっている状態でした。
到底、私社員が購入したGSのボロなんぞは、雨ざらしになり、メカニックが指一本ふれることもなく1ケ月が経っておりました。
私の気持ちといえば、車検を取って早く乗りたい一心でした。
営業そっちのけで、整備のほうを手伝ったり、納車引き取りをして少しでもメカニックの手が空くよう動きました。
しかし、車(新車、修理車)が入ってくるだけで、一向に、私のGSが整備される気配はありませんでした。
そんな時、昼休み中に、私のボロのGSを工場内に、引っ張り出し、少しでも手をかけたいと思い、ボデイを磨いていたとき、支店長(関西総括ゴローちゃんと呼ばれていた)が、「おい、せっかく給与天引き30万円で売ってやったのに、まだ、もって帰らないのかよー。」
私は、言いにくく、「せ、整備のほうが・・・」
すぐに、支店長は当時の工場長補佐の藤本さん(現在のauto needs工場長)が呼びつけられ
「二井ちゃんがかわいそうだろー。すぐに乗れるようにしてやれよー!」藤本さんの目を見て凍りつきました。
私のことでベテランメカが怒られている。
つづく